あじさい~ドライフラワー

枯れてもなお趣きのあるあじさい

油におぼれる

私は常々考えている。
これを使えば大きく味が変化するという調味料は存在するが、
それを大量に使えば圧倒的に美味しくなる調味料などない、と。
料理はバランスなのだ、と。
とある調味料を妄信していた人を知っている。義母だ。
その調味料とは酒だ。義母は酒飲みでもあった。

夫が料理をするようになって久しい。
そこそこの物を作れるようになっている。
ひとえにyouTube先生のおかげだ。
休みのたびに機嫌よく晩ご飯を作ってくれるのはありがたい。
しかし、ここに問題もある。
男の料理の所以だろうか。

夫は今のところ肉体労働に属する仕事をしていることもあって、
カロリーを求める傾向になる。
主たる料理名はカレーでかなり本格的なレシピも駆使している。
本場では一般日本人が考えるよりはるかに多くの油を使う。
そう自慢げに講釈を垂れる夫だ。

しかし、私たちは日本人だ。インド人でもネパール人でもない。
大量の油を消化する体の造りではないはずだ。
多くの外国人が日本を訪れ食に歓喜する。
旨い、美しいはもちろんのこと、ヘルシーが大きな要素を占める。
そう、日本人はヘルシーなものに体が呼応しているのだ。
決して、油ギトギトの食品に耐性があるわけではない。
まして、私たちは60代、シフトは自ずと決まってくる。

目覚めよ、夫!
クリームシチューにルーから分離するほどの油はいらないのだ!

君の油は、母の酒に値する。
しかも、油は調味料とも言えないし…ああ…